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霜月はるか



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霜月はるか

白き花、薄藤に移る夜

作詞:紺野比奈子
作曲:松本慎一郎

記憶を奏で 紡ぐ砂時計
こぼれ落ちてゆく 愛しさよ

flos albus quem amo..

瞬きは数多(あまた) 幾久し星
水辺集う小鳥 谷川の鹿
常しえの願い 朝開く花
恒常なる夜明け 無窮(むぐう)なる天(そら)

広がる真白(ましろ)な世界
我が身を象るメモリア

妙なる慈愛
時間(とき)は重なり
未来、過去を、現在(いま)を、深く綴る

何かを得るには 何か断たねばならない
願望など 慄きなど 捨てねばならない

禁忌を侵した 仄暗き代償
明日(あした)を蝕む インサニア

微(かす)かな望みも、一時(いちじ)の悔やみも
許されぬほど 乱れたCosmos
些細な願いが、そぐわぬ叡智が 惹き起こしたChaos

私が私でいられる時間が
この手をすり抜け流れてこぼれる

優しき言葉の欠片も――
愛しきコスモス いと白き花

闇に住む苦痛 終わりなき夜
遠き山の向こう いとおしむ月
追憶の歪(ひずみ) 静水の底
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後ろの道 隔て 裏切りの岐路

春なき世界
変えられぬ過去
然れど、然れど、現在(いま)は、変えてゆける

自身を求める 心に応えたかった
敬遠から 奇異の目から 抜け出したかった

罪過の大きさ 課せられた贖罪
幸い恐れる ソムニウム

過酷な未来を受け入れ怯まぬ
残酷なほど 優しい瞳
私の頁(ページ)に記した何にも代えがたい記録

景色を、想いを、仲間を、絆を、
すべてをすべてを留めておけたら

この身が覚えた温度も――
愛しき愛しき私の…

微(かす)かな望みも、一時(いちじ)の悔やみも
許されぬほど 乱れたCosmos
些細な願いが、そぐわぬ叡智が 惹き起こしたChaos

私が私でいられる時間が
この手をすり抜け流れてこぼれる

最後の切なる願いは――
笑顔のコスモス いと白き花

瞬きは数多(あまた) 幾久し星
水辺集う小鳥 谷川の鹿
とこしえの願い 朝開く花
恒常なる夜明け 無窮(むぐう)なる天(そら)