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線香花火

作詞:鶴
作曲:屜井快樹

震えるように笑いた

欲張って買った花火セット
振り回す夜のネオンサイン
蟲さされの數競い合って 笑った
何故か切なくなるから
あんまり好きじゃないのよって
君が言うから僕の部屋に
とり殘された線香花火
君が置いていった思い出は
突然の風に搖られて
ぽとりと落ちた
震えるように笑いた
笑いているように散っていった
永遠を信じたのは何故
やがて終わりがくると
わかっていたはずなのに
あわれな線香花火

いつか大人になるのかなって
君が寂しそうにつぶやいた
時間よ止まれと本氣で 願った
殘酷なほど時間は今も
君を過去へと押しやっていく
逆らう事も許されずに
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消えないでまだくすぶっている
君が置いていった思い出が
溢れ出ては頰を濡らして
ぽつりと落ちた
僕を照らしてくれた
優しく包んでくれた
眩しく胸の奧を焦がす
今はもう悲しい光
それでも何度も
燈をともしては繰り返し
抑えきれない想い照らし出すから
君の名前を
ぽつりと呼んだ
震えるように笑いた
笑いているように散っていった
儚くて愛しくて あまりに綺麗で
僕を照らしてくれた
優しく包んでくれた
眩しく胸の奧を焦がす
音も立てずに消えた
最後の線香花火は
二人の夏の終わりを告げる

震えるように笑いた
笑いているように散っていった