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長渕剛



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長渕剛

流れもの

作詞:長渕剛
作曲:長渕剛

調子っぱずれの都会の路地裏で
飲んだくれた帰りにしこたま吐いた
いんちきまがいの臭い男の屁理屈に
へどが出るほど不愉快な夜だった

真っ赤にただれきった今どきの露骨な
男のやさしさ芝居にゃついてゆけねえ
につまった一日を下手くそなカラオケで
すすり泣くように唄われるのはゴメンだ

イラつく世間におさまりがつかず
舗道につばを吐きケンカをふっかけた
ボロボロになって胸引き裂かれたけど
俺にゃちっとも痛くもかゆくもなかった

どうせ俺らはどこかの流れ者
俺らのしかめっ面 今さらなおるわけがねえ
どうせ俺らはどこかの流れ者
生まれっつきのうらぶれた小汚ねえ暮らしに乾杯

苦しい事など他人に語るな
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ドブに捨てちまったら一生だんまり決めろ
義理も人情もケジメもねえこの街で
今夜もずけずけと生き恥をさらす

働きっぱなしの24時間
ビルの谷間に日が沈む
夕焼けの色はいつか俺が見た
横たわるおふくろの血の色より赤かった

明日になれば明日の風が吹く
性に合わねえならケツをまくればいい
気にするほどの事じゃもともとねえさ
きっぱりふっきったらこの街を出よう

どうせ俺らはどこかの流れ者
俺らのしかめっ面 今さらなおるわけがねえ
(どうせ俺らは) どこかの流れ者
生まれっつきのうらぶれた小汚ねえ暮らしに乾杯
(どうせ俺らは) どこかの流れ者
俺らのしかめっ面 今さらなおるわけがねえ
(どうせ俺らは) どこかの流れ者
生まれっつきのうらぶれた小汚ねえ暮らしに乾杯