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KAB.



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歌詞
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KAB.

桜並木

作詞:KAB.
作曲:KAB.

色んな始まりを告げる 匂いの風が吹く頃
この道を通るたび 思い出す事があるよ
自転車を押しながら 他愛のない話をした
その時間さえ愛しく思えた 素敵な毎日

桜並木の道で 散ってく花びらが
君と僕の肩の上に 揺れて落ちた
桜並木の道の 色んな思い出も
車の音に消されてく 小さな記憶

恋に恋をするように 君を型にはめようとして
がむしゃらに想いぶつけた 十代の春

初めて口づけた午後は 唇をぶつけただけで
言葉も出て来ないまま 二人顔を寄せ合った
涙ぐむ君の細い肩 抱きしめ方も解らずに
おどけて見せてた公園は 君の匂いがした

でも時が過ぎて 慣れ合いが増えるたび
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争う事も出来ずに君を 遠ざけていった

桜並木の道で 呟く悲しみが
流れていく 夕暮れてく 指を解き
桜並木の道で 歩いてる二人を
淋し気に見守る木々は 枝を揺らす

幸せな想い出達は いつしかアルバムの中の
「思い出」に変わってた 十代の恋

舞い散る桜の中 一人立ってみる
今も変わらずあるのは
この花だけじゃないと気付いたよ…

サヨナラを告げた日が ふとよみがえる
あの日も辛いくらい青い空だった
春が訪れるたび 後悔するのが
怖くて目を逸らしていた 今日まで…だけど

始まりの風はまた吹く 一人歩き出そう