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橋爪もも



歌詞
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橋爪もも

小説家

作詞:橋爪もも
作曲:橋爪もも

聡明なあなたが 透明な水槽で
飼いならした私の背鰭をやさしく撫でる

染み付いた墨の匂い 綿の死んだ座布団に
筆の進まぬ夜 朦朧と瞳は乾く

「どうにも世迷言が過ぎる」「理解はし難く」嘲笑されてゆく
より現実味を帯びるならば あちらとこちらを混ぜ合わせて

躊躇するあなたに そうして頂くことが喜びと説き伏せて
ぷつぷつと浮き上がる血を見て 初めは酷く狼狽していた

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白紙の格子に 溢れ出る言葉を
筆も追いつかぬままに びっしり綺麗に並べる

「理解はし難い、されどなれどどうにも目が離せない」
もう戻れないとおっしゃるなら
私の全てを どうぞ使い果たして

躊躇するあなたに そうして頂くことが喜びと説き伏せて
泡を吹き痙攣する目に 感謝と涙で嗚咽していた

ドーパミンの海を泳いで 見せたい世界をしらしめていて
もう夢を見失わぬよう このままどうか側にいさせて