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山口由子



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山口由子

太陽と月に背いて

作詞:山口由子
作曲:山口由子

あの日見ていた空は何処までも
「きりがなく続くんだ」と信じていた
薄明かりの駅の白いホームで
ママの帰りをいつも待っていた

ある季節のそれはとても長い時間だった
そして少女は全て閉ざしたの

真実(ほんと)の私は分からない
心の鍵は解けない
肝心なときに誰もいない
世の中とはそういうもの
だけど ねえ月は知ってる

18の春 待ち切れず少女は
「この街大嫌い」と手紙を残して
突然吹く風のように一瞬に
消えてしまったの そして時間(とき)は流れて
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自由になるお金さえない暮らしでも
あの頃より楽しくやっているわ

笑顔になんて騙されない
愛想ふりまくほどいい子じゃない
3年周期の世の中で
愛なんて続くと思わない
だけど ねえ月は消せない

真実(ほんと)の私は分からない
心の鍵は解けない
肝心なときに誰もいない
世の中とはそういうもの
だけど ねえ月は知ってる

冷たい都会の片隅で
置き去りにされた少女を
何処かで ねえ月は見ている