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笹峰愛



歌詞
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笹峰愛

黙って帰ろう

作詞:売野雅勇
作曲:後藤次利
編曲:岸村正実

夜の引き潮に山梔子(くちなし)はあふれ
防風林だけ闇よりも暗い
そんなに綺麗な言葉があること
忘れて生きてたとその声で気づく

汚れなさの破片(かけら)でいい
分けてくれたら
きつく力こめた目蓋解いて
泣くこともできる

黙って帰ろう
あげられるものがないから
「馬鹿ね」と
気づかないくらい
優しく言った
求める気持が
やるせなくて 哀しかった
波音が連れて帰る
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不良の子が歌う賛美歌みたく

地の涯てのように不吉な朱色の満月
炎の敏捷(すばや)さで昇る
幼い日のこと憶えててくれていたのね
遠すぎて失くした感情(きもち)も

鉄条網めぐらされた空地みたいに
荒んでもう夢も見ない魂
救われるけれど

これ以上優しい
言葉は迷惑なんだよ
なんにもしてあげられない
笑わせる他
誰かに心を
求められたことないから
いつかの哀しい歌を
口笛で吹くけど
気づかなくていい